名曲あれこれ
「父親からのバイオリン」 (Le Violon De Mon Père)
作詞:Jacques Demarny & Enrico Macias
作曲:Martial Ayela & Enrico Macias
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1977年の作。オランピア劇場のコンサートで発表された曲です。
このコンサートにはお父さんのシルヴァン・グレナシアも共演し、
バイオリンの演奏を披露しています。
日本のコンサートでも、マシアスがこの歌の前奏をバイオリンで
弾いていたのを記憶しています。貴重なバイオリンですね。
この歌の主人公は擬人化されていて、まさにそのバイオリンです。

(歌詞)
Il peut vous raconter
L'histoire de trois générations
Et pourtant
Ce n'est jamais qu'un violon
Il berce les enfants
Il marie les plus grands
C'est l'ami de toute la maison
Son corps est fait du bois
De l'arbre de la vérité
Ses cordes ont une voix
Que l'on ne peut pas imiter

*Refrain
C'est un livre d'histoire
Le violon de mon père
Il a tant de mémoire
Le violon de mon père

Un jour il m'a offert
Une guitare pour m'amuser
Et depuis je ne l'ai jamais quittée
C'est lui qui m'a donné
Cette envie de chanter
Que j'aimerais vous faire partager
C'est toute mon enfance
Que je revis à chaque fois
Quand je vois ceux qui dansent
Ou bien qui pleurent
Quand il est là

(Refrain)

Sur le bateau où nous allions
Chercher notre avenir
Nous lui avons confié nos souvenirs
Il les a bien gardés
Et si vous en doutez
Il vous suffit de lui demander
Vous l'entendrez gémir
Quand il raconte nos malheurs
Vous le verrez sourire
Quand il raconte le bonheur

(Refrain)

Le violon de mon père
Le violon de mon père
Le violon de mon père
(和訳)
彼はあなたがたに語ることができる
3世代の物語りを
しかしながら
それはただのバイオリンでしかない
彼は子供たちをあやす
彼は大人たちを結びつける
それは家族みんなの友人である
その体は木でできている
本当の樹の
その弦は声を持っている
人が真似することのできない声を

※繰り返し
それは歴史の本
父親からのバイオリン
彼にはたくさんの思い出がある
父親からのバイオリン

ある日、彼は私にくれた
私を楽しませるためにギターを
そして私がそれを絶対に手離さなくなってから
私にくれたのは彼だ
歌いたいというその願望を
それを私はあなたがたと分かち合いたい
私がいつも思い起こすのは私の子供時代だ

私が踊る人々や
あるいは泣く人々を見るとき
彼がそこにいるとき

(繰り返し)

私たちが未来を探そうとしていた船の上で

私たちは彼に私たちの思い出を託した
彼はその思い出をよく守ってくれた
そしてもしあなたが疑うなら
あなたは彼に尋ねればよい
あなたは嘆き悲しむ声を聞くだろう
彼が私たちの不幸を語るときには
あなたは微笑んでいるのを見ることだろう
彼が幸せを語るときには

(繰り返し)

父親からのバイオリン
父親からのバイオリン
父親からのバイオリン
※フランス語歌詞はエンリコ・マシアス支援サイトに公開されているテキストを引用し、一部編集しました。



オランピア劇場
〜ライブ・イン・パリ

日本フォノグラム(株)
SFX-10045~6
(1978.04.25)

(作成:2012年01月20日)