エンリコ・マシアス
コルシカ語版の歌

日本でも多くの歌手がカバーしている「想い出のソレンツァラ」(Solenzara)は、
もちろんエンリコ・マシアスやクロード・チアリのヒット曲が元ですが、その原曲は、
コルシカ出身の詩人、作家であったドミニク・マルフィジ(Dominique Marfisi)が
カトリーヌ・ダルバル(Catherine Darbal/本名Gabrielle Baldassari)と共に作った
晩年の作品です。彼らは郷土コルシカとコルシカ語を愛し、この歌を作ったのです。
1962年に、コルシカの歌謡グループであるレジーナとブルーノ(Régina et Bruno)が
この歌を歌い、人気となりました。彼らは、1950年代から活躍していましたが、
夫婦二人組で、レジーナがボーカル、ブルーノがギター伴奏を担当しています。
コルシカ出身の歌手というと、美声のティノ・ロッシ(Tino Rossi)が有名ですが、
エンリコ・マシアスは最初ピエ・ノワールの「ティノ・ロッシ」とも呼ばれました。
この歌はたいへんお気に入りのようで、コンサートなどでもよく歌います。
私が見に行った日本公演でも、前半はフランス語、後半はコルシカ語でした。

お宝探しの旅


歌手:Régina et Bruno
曲名:Solenzara




歌手:Enrico Macias
曲名:Solenzara


(作成:2011年09月15日)
(更新:2021年09月05日)