ふきさん、こんにちは。

この度の調査依頼の件、詳しい情報提供、誠に有り難うございました。改めてふきさんのご尽力に感謝申し上げます。

カバー曲原唱者における私の調査の行き着くところは姚蘇蓉が限界でした。「尋夢」→「尋夢園」の曲名変遷、ましては推測ながらも、シンガポールの頌平が原唱歌手であろうというところまで辿り着けたのは凄いとしか言いようがありません。吉永小百合原曲の台湾でのカバー原唱歌手が姚蘇蓉であろうとのふきさんの見解には私も同意するところです。
姚蘇蓉に関しては以前にマレーシアYouTuberに姚蘇蓉特集を企画して欲しい旨伝えていた折り、3月10日にその企画が実現化し、姚蘇蓉の30曲がアップされていました。往年の姚蘇蓉、実に綺麗な歌手です。

扠、以下の雑談にお付き合い下さい。
☆其⑴
極最近、思わぬ外国人からの返信コメントを拝受しました。何とカンボジア人です。実は1年前に台湾歌手の李茂山が「真情」をカバーするYouTube動画コメント欄に「これは簫[女麗]珠の曲をカバーしており、尚且つ「真情」の原曲は簫[女麗]珠の日本語曲「潮路」である旨、書き込みしていた折り、忘れていた頃の3月10日に「Samurai ?」(?は敢えて匿名)と称するカンボジア人より中国語で「その"真情"はカンボジアで1960年に発表された早期版が存在する」との返信コメントがありましたが、恐らくその人の思い違いであろうと察し、原曲の「潮路」のリンク動画を貼り付けすると共にそのカンボジア語曲のリンク動画を送って欲しい旨返信したところ、折り返しその動画付きの返信を受け取り、その曲を聴いてみました。メロディーが若干似ているようなところも無きにしも非ずの感もありましたが、やはり別曲であると返答したところ、驚いたことに今度は流暢な日本語で返信があり、当人もメロディーが似ているのは単なる偶然であろうとの回答がありました。私には相対的に全くの別曲であると思っていますが…。
その人のハンドルから察して「あなたは実は日本人なのではないのか?」と私の最初の返信コメントで書き添えていましたが、「自分は日本人ではなく、カンボジア人であり、日本や台湾の歌も観賞している」との再々度の返信を得ました。推測するところ、当人は私と同世代若しくははその前後であろうと思われます。それにしてもその人の完璧な程の日本語文には驚きました。
先般、言及した台湾曲の「心聲涙痕」(Mandarin)と「可憐的小姑娘」(Taiwanese)の原曲が韓国であること並びにそのカバーにカンボジア語版もあることから、その動画があるか否かの件に付いても照会中です(先般触れた韓国原曲動画にカバー版「東語」と記載されており、泰語ではなくカンボジア語:東埔寨語のようです)。

☆其⑵
『台灣演歌秀』は相変わらず観ています。現時点で最新のものは第151集が配信済みで、第148集では林沐樺(甲子慧より改名)が出演しているのを確認し、前後して第139集でも彼女が出場しており、少なくとも第139集出演時点では既に改名していたことになります。同集では賀一航の林沐樺への「改名之後好像運勢不錯」の語りかけに対して本人も「慢慢越來越好這樣子」と返答していました。どうやら改名後は順調のようです。
又、第137集を観てはっきり判ったことがあります。本集には戴梅君が出演しており、彼女と両名司会者との会話の中で彼女自身が「自分は現在21歳である」と言っていました。戴梅君のプロフィールより彼女の出生年月日及びデビュー時期は予め知っていましたので、逆算すると、この第137集は21年前、即ち2002年に放送されていたことになります。
『台演歌歌秀』は第1集から視聴していますが、途中から追い付けなくなり、お勧め動画に頻繁に表示が出るようになって以来は放送順序が前後するものの、未視聴の動画を拾い出してその都度観ているのが現状です。同番組には既に他界された鄭日清、郭金發、美黛、高凌風等の歌手が出演されていた動画も視聴しています。
視聴後の感想コメントに対して相変わらず無反応もあれば、纏めてどっさり返信して呉れることもよくあります。何かしら反応があるだけでも有り難く思っています。

Dragon颱風さん、こんにちは。

非常に難しい調査です。現在のところ情報が不足していて、最終的な結論は出せませんが、推測も入れて、原唱はシンガポールの頌平という歌手ではないかと考えています。

Dragon颱風さんは「原唱が姚蘇蓉、青山の何れなのか判然としません。」と書かれていますが、主要な台湾の歌手のレコードを年代順に整理してみました。

1970年(？)　姚蘇蓉「尋夢」← 姚蘇蓉『夢的祈禱』 海山唱片 SL-2108／LS 3008
1970年(？)　謝雷「尋夢」← 姚蘇蓉・謝雷『不要拋棄我！』海山唱片 LS-3061

1970年３月　青山「尋夢園」← 青山之歌第九集『尋夢園』麗歌唱片 AK-729
1970年５月　�ｹ麗君「尋夢園」← �ｹ麗君之歌第十六集『戀愛的路多麼甜』宇宙唱片 AWK039
1971年６月　陳芬蘭「尋夢園」← 陳芬蘭『一寸相思未了情』鈴鈴唱片 RRLP-2050

こんな順番になるかと思いますが、
姚蘇蓉と謝雷に関してはレコード盤面に発行日期が刻印されていないため、発行年は推定です。
ここで注目したいのは、姚蘇蓉と謝雷の曲名が「尋夢」となっていることです。青山以降は「尋夢園」です。このことから、初期のカバー曲名は「尋夢」だったが、後に「尋夢園」に変わったのではないかということです。姚蘇蓉が翌年に出したＬＰ『夢的世界』(海山SL-2148)では、曲名が「尋夢園」になっているので、まず間違いないでしょう。
以上のことを考えると、おそらく台湾の原唱歌手は姚蘇蓉と思われます。

ただ、ネットを検索していたら、シンガポールの頌平という歌手が「尋夢」を歌っていることがわかりました。
YouTube→頌平 - 尋夢

この頌平という歌手はネットに情報がほとんどありません。
わずかに、Discogsのサイトに、その音源情報があり、頌平『訴不完的衷情』1969年発行の４曲入りＥＰということです。発行元は青雲唱片(Green Cloud Record) GCR-7001です。

もしこれが事実なら、吉永小百合の「こんなに愛しているのに」の中国語初カバーは、1969年の頌平「尋夢」ということになります。台湾の姚蘇蓉がこの歌を気に入って、再カバーした可能性は十分にあります。

ちなみに姚蘇蓉『夢的世界』の歌詞欄のクレジットには、「朱然 曲、陳漫思 詞」とありますので、作曲者はともかく、作詞者はおそらく陳漫思でしょう。「漫」の字には精神的に「ダラダラした」というようなマイナスイメージもあるので、陳曼思というペンネームを使ったのかも知れません。もちろんこれも推測の範囲内です。

ふきさん、こんばんは。お世話になっています。

ふきさんに調査していただきたい件があります。吉永小百合が歌う原曲『こんなに愛しているのに』とその華語カバー曲『尋夢園』を見つけました。原曲『こんなに愛しているのに』は映画「協奏曲」の主題歌となっていますが、吉永小百合が1967年7月に発表されており、荒木一郎の「ひとりの時も」(吉永小百合とデュエット)のB面に収録されています。

この『こんなに愛しているのに』の作詞作曲は荒木一郎であることが動画より確認できていますが、華語カバー曲の原唱及び作詞者名が動画によって各種各様であり、原唱が姚蘇蓉、青山の何れなのか判然としません。この曲はテレサ·テン、劉文正、韓寶儀等もカバーしていますが、この三者は少なくとも原唱者ではなさそうです。
又、作詞者名に関しても陳曼思、陳漫思の両名の記載が見られる一方で、作詞者、作曲者名共に台湾人名での記載もあり、どうにも釈然としません(中には作詞:佚名の記載もあり)。

付きましては、本件の詳細が判明したとしても投稿する意は元よりありません。只、事実が知りたいだけなのです。何卒宜しくお願いします。

蝸牛さん、こんにちは

「こんなに愛しているのに」と「尋夢園」
「祭の夜は」と「台北迎城隍」

登録完了しました。

我也沒有音源.
可是對照歌詞資料,確認了各兩首歌曲是同一的.
尋夢園的作詞者是還要查證一下.

ふきさん こんにちは
「尋夢園」與「こんなに愛しているのに」兩首歌曲應該是相同。
但有一點問題想請教ふきさん：
在歌曲的作詞及作曲者，華語歌曲中有兩種的版本，有一種(作詞：陳漫思/作曲：朱然)，另一種(作詞：佚名／作曲：戴洪軒)，再看日語卻又是另一種(作詞・作曲:荒木一郎)，不知何者才是對的、那個才是正確？

ありがとうございます