| チャン・ホエ《江蕙》 |
| 【本名】江淑惠 【出生地】不明 【誕生日】９月１日 |
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| 「演歌の魅力」 アポロン音楽工業(株) APCA-9（1990年４月）日本デビュー盤 |
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チャン・ホエは「台湾歌謡界の女王」と言われるほど、台湾では抜群の人気を誇る大歌手である。
しかし1970年代の幼いころは、家庭が貧しく、妹と二人で
台湾の歓楽街で歌を歌い、家計を助ける孝行娘であった。
客のリクエストに応じて、歌っていたのは主として台湾語や日本語の歌謡曲である。
当時は台湾の日本語世代や台湾にやって来る日本のビジネスマンや観光客のために、
日本の歌謡曲がよく歌われた。もちろん生活のためではあるが、日本語の歌を歌うことで、
チャン・ホエは自然に日本語の発音や歌唱方法を磨き上げることができたのかも知れない。 1981年に彼女が台湾で最初に出したレコードはなんと日本語のアルバム「東京假期」であった。 その後、「你著忍耐」や「惜別的海岸」などの台湾語歌のヒットにより、 彼女は一歩一歩台湾語歌手として、女王の座への階段を歩むことになる。 そんな彼女が1990年に日本で出したCDがある。 それがアルバム「演歌の魅力」であり、そこからシングルカットされた「津軽恋しや」である。 完成度の高いオリジナル曲と有名曲のカバー曲からなるが、どれもすばらしいの一言に尽きる。 残念ながらこの珠玉のアルバムは時代の波に埋もれてしまったようだが、 私はこれを「台湾歌謡界の女王」が日本人に残してくれた大きな贈り物と考えている。
（2015年10月19日記載）
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| リン・ファンシェン《林芳嫻》 |
| 【本名】林芳嫺 【出生地】不明 【誕生日】1966年10月27日 |
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| 「尽くしたい」 センチュリーレコード(株) CESC10045（1991年３月）日本デビュー盤 |
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幼いころから警察官の父親に厳しく歌唱指導されたという。
７歳のころには大人のカラオケ大会で優勝し、軍隊の慰問に行ったりもした。
高校卒業後は「世界新聞専門学校」のラジオテレビ科に入学。
その後、テレビのメインキャスターになった。
そのかたわら、1987年にはドラマ主題歌「迷情」で歌手デビューも果たす。 1990年に来日。名古屋を中心に歌手活動していたという。 1991年に「尽くしたい」で待望の日本デビュー。 このときは芳嫻(ファン・シェン)の芸名だったが、 残念ながらあまり売れなかったのだろう。しばらくのブランク。 そして約３年後、営業で歌った日本のあるホテルで、作曲家の目にとまり再デビューとなる。 1994年３月にリン・ファンシェンの芸名でポップス調歌謡曲「冬枯れの駅」を出した。 また彼女はメガロポリス音楽祭優秀新人賞も受けている。
（2015年10月19日記載）
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| 市之菊静香 |
| 【本名】陳秋芳 【出生地】台北市 【誕生日】1971年４月２日 |
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| 「命」 テイチク(株) TEDA-19245（1993年１月）日本デビュー盤 |
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もともとは女優志望で、台湾ではテレビドラマに子役で出演していた。
姉は同じく日本で歌手として活動していた氏家えりかである。
1988年に来日。小堺一機司会のフジテレビ系「いただきます」の
「一分間中国語講座」に毎週レギュラー出演して、好評だった。
1993年に「命」でＣＤデビュー。
さらに姉妹は茉莉花(ジャスミン)の名前で、「夜の月、昼の月」も出した。 しかし、1995年には、二人とも台湾に帰り、Candysという名前で、アルバム「著迷」で再デビューした。
（2015年10月19日記載）
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| リリー・テン《田麗》 |
| 【本名】田麗 【出生地】嘉義県 【誕生日】1967年4月30日 |
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| 「天人花（テンニンカ）」 ＢＭＧビクター BVDR-280 (1994年９月）日本デビュー盤 |
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６歳の時にはもうアイドルとして台湾でデビューしたという。
また女優として映画やテレビに多数出演。
そして1984年には、ニューミュージックアルバム「金韻奨創新專輯」に
新進の歌手としても参加した。
その後来日し、東京モード学園スタイリスト学科を1991年３月に卒業。
帰国後、ドラマ、ＣＭ、ディナーショー等に出演し、その多才ぶりを発揮した。 1994年にはシングルＣＤ「天人花(テンニンカ)」で日本デビュー。 これは日本語と中国語の両方で歌っている。 さらに1996年に発売したセカンドシングル「今夜、抱きしめて」も評判がよく、 「ハイサワー」のＣＭにも使われた。 また語学力のある彼女は、NHKのBS2で当時何回か放映された「ASIAライブ」の共同司会も努めている。まさにインターナショナルなマルチタレントの一人である。
（2015年10月19日記載）
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| ビビアン・スー《徐若瑄》 |
| 【本名】徐淑娟 【出生地】台中縣 【誕生日】1975年３月19日 |
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| 「くちびるの神話」 東芝ＥＭＩ(株) TODT-3557（1995年10月）日本デビュー盤 |
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彼女の芸能界入りのきっかけは、
1990年台湾の中華テレビ主催「芸能美少女コンテスト」に参加、
みごと第一位を獲得したことだった。
そして「小虎隊」(当時の人気アイドルグループ)の妹分にあたる「少女隊」(徐淑娟、呉珮瑜、王思涵の三人)を結成、
同年ＣＤデビューをした。
1994年には、写真集「天使心」を出版。翌年１月にはこの日本版「Angel」が発売され、
日本でも知られるようになり、10月にはついに「くちびるの神話」でＣＤデビューとなった。
1997年には南々見狂也、天山とブラック・ビスケッツを結成。
12月初にシングル「スタミナ」を発売。
また翌年４月に発売したシングル「タイミング」は約150万枚の大ヒットとなり、その年の紅白歌合戦にも出場する。
日本で大活躍の彼女は台湾でも再ブレイクし、ソロの初アルバムを出している。
一方上海出身のケディーを加えた新生ブラック・ビスケッツは、1999年５月にシングル「バイバイ」を出したが、
目標売り上げに達せず、解散となってしまった。
その後彼女は、専らソロで活動する。
2000年には外反母趾が悪化するなどしていたが、ジャッキー・チェン主演映画「特務迷城」にもヒロイン役で出演。
アルバムも2001年3月には、４枚目のアルバムを出すなど、着実に芸能活動を続けている。
（2003年01月12日記載）
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| Sisters Of Shiu（SOS）《徐氏姐妹》 |
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(姐)【本名】徐煕媛 【出生地】台北市 【誕生日】1976年10月６日 (妹)【本名】徐煕娣 【出生地】台北市 【誕生日】1978年６月14日 |
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| 「BEST OF SOS」 (株)ポニーキャニオン PCCA-00868（1995年12月）日本語歌のあるアルバム |
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S.O.Sとは徐氏姉妹(徐熙媛と徐熙娣の二人)の英訳「Sisters Of Shiu」の頭文字をとって、
彼女たち自身で考えたという。
最初ＣＭモデルとして活動した後、1994年８月に「佔領年輕」でＣＤデビューした。
ヒップホップ系のサウンドと軽快な踊りを中心とする新しいアイドルは
台湾中で文字通りヤングの心を占領してしまった。そしてそのうわさは日本にも届く。
翌年の８月にはついに日本でもこのアルバムがリリースされ、デビューとなった。
さらに台湾で発売されたそれまでのアルバムから９曲抜粋し、
さらに日本語訳詞の４曲を入れた「Best of SOS」を発売した。
その後日本語オリジナル曲の予定もあったが、残念ながら見送られた。しかもレコード会社の
ポニーキャニオンがアジア市場から撤退して、アルバムの発売もできなくなった。
彼女たちはテレビ番組の司会を中心に、本の執筆や女優などマルチに活動。
2001年にようやく新しいレコード会社と契約、アルバム「變態少女」が発売となった。
（2003年01月12日記載）
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| 伊能靜 |
| 【本名】呉靜怡 【出生地】台北市 【誕生日】1969年３月４日 |
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| 「Annie」 ビクターエンタテイメント(株) AJA-1307（1996年２月）日本デビュー盤 |
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彼女は台湾生まれだが、7歳の時に香港へ移住し、
その後中学・高校時代は日本で過ごしたので、広東語、日本語も流暢に話す。
高校卒業後台湾に帰り、スカウトされたのをきっかけに、
｢有我有你アルバムで歌手デビューした。
以後、次々とヒット曲を出し、台湾はもとより香港や中国、シンガポールでも人気を博す。
また彼女はアイドル歌手に留まらず、作詞、作曲、イラスト、執筆なども多彩にこなし、
1995年6月に公開された侯孝賢監督の『好男好女』では主演女優もつとめた。
そしてついに1996年2月、日本でも歌手デビュー。
その後も歌に映画に大活躍して、マルチタレントぶりを発揮。
そして2000年２月には、長年交際していた歌手の庾澄慶と結婚した。
（2003年01月12日記載）
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| Ring《林楡涵》 |
| 【本名】林楡涵 【出生地】彰化縣鹿港鎮 【誕生日】1984年10月31日 |
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| 「Process」 Sony Music Entertainment SRDL4521（1998年４月）日本デビュー盤 |
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1997年に台湾のオーディションテレビ番組「小室魔力」に応募。
当時13歳(中学生)だった彼女は、３０００人の中からみごとグランプリに輝き、
1998年４月に日本と台湾でデビューした。
その後シングル２枚、1999年にはアルバム「TEEN'S RING」を出したが、
プロデューサー小室哲哉の海外からの撤退により、歌手もやむなく終了。
本来の学業に戻った。
（2003年01月12日記載）
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